60年代、主演映画『若大将』シリーズの大ヒットによりニュー・ジェネレーションの代弁者となった加山雄三。現在は、TVドラマへの出演やゲスト・コメンテイターなどの活動が目立つが、ミュージシャンとしての側面も見逃せない。彼の場合は俳優が片手間に音楽活動するようなものではなく、大学時代からギタリストとしてダンス・ホールや米軍基地で演奏していたというから本格的だ。しかも映画の宣伝用ソノシートでは、独り多重録音まで披露するという先駆者ぶりを発揮している。 加山は61年に「夜の太陽」で歌手デビュー。65年には、自らが作曲を担当(ペンネーム:弾厚作)した「恋は紅いバラ」を発表する。さらに同年、「幸せだなぁ(中略)ぼかぁ、死ぬまでキミを離さないぞ」という語りが余りにも有名な「君といつまでも」が空前絶後の大ヒットを記録。また当時のエレキ・ブームと共に、ギタリストとしての側面にもスポットが当たる。ベンチャーズ・スタイルのバンド、ランチャーズを率いて気持ち良さそうにギターを爪弾く姿は、ギター・ヒーローそのものだ。そして、邦楽の哀愁味と洋楽のビート感を融合させたサウンドは、その後のJポップの雛型となったのである。 70年代には一時期音楽から遠ざかるものの、94年、ランチャーズを再結成。97年には、大滝詠一からTHE ALFEEまでが参加した加山雄三トリビュート・アルバム『60CANDLES』がリリースされ、再評価熱が高まる。そして00年、加山自身が"20世紀最後の名曲"と自画自賛する「YES」を発表。長男の信宏をリミキサーに起用し、初の親子共演も果たしている。 |
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1月7日19時0分更新
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