TOTO結成は、ボズ・スキャッグスが男と女の官能的な世界を描いた『シルク・ディグリーズ』(76年)のレコーディング・ミュージシャンとして寄せ集められたことに端を発する。数多くのセッションに参加していたテクニカルな猛者ぞろいであっただけに、78年にリリースされたデビュー作『宇宙の騎士』の完成度の高さは言うまでもなく、ビッグ・ヒットを記録。そして82年の『聖なる剣』で彼らの人気は頂点に達し、ついに全米No.1を獲得する。このアルバムからは「ロザーナ」「アフリカ」などの名曲が生まれ、その年のグラミー賞はTOTOの独壇場となった。彼らのシンプルかつポップなサウンドを多くの人は商業ロックと呼ぶが、実はもっと奥深いものである。ジャズ/フュージョン/ソウル/R&B/プログレ/ロックなど、個々の幅広いバックボーンを結集し、職人気質なスタジオ・ワークで磨き上げ、抜群のバンド・アンサンブルで鳴らされている音なのだ。なかでも、ジェフ・ポーカロのグルーヴ感みなぎるドラミング、スティーヴ・ルカサーが奏でる軽やかでエッジの効いたギターは、TOTOのサウンド・カラーの中枢を担っている。 92年、ポーカロの死によって解散が噂されたが、サイモン・フィリップスを新ドラマーに迎え、活動を再開。現在も、熟年バンドのフェロモンを飛び散らせながら存続中だ。 |
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1月9日18時0分更新
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