ロックンロールな人生を歩きつづける男のなかの男、キース・リチャーズ。彼ほど「It's Only Rock'n Roll(たかがロックンロール、だけど大好きさ)」というセリフの似合う人物もいまい。R&R/R&B/ソウル/ゴスペル、すなわち黒人音楽そのものへの憧れをギターを媒体として表現した音の一粒一粒。決して高度な技術を有するわけではないが、何ものにも代え難い魅力を宿していた。そして、それはリズム隊ではなくギターとヴォーカルでウネリを出すストーンズ・サウンドの要であった。 ローリング・ストーンズ純潔主義を貫き通したキースであったが、ミックのソロ活動に刺激されてか88年に初めてリーダー作『Talk Is Cheep』をリリースする。ちなみに、メンバーのなかではもっとも遅いソロ・デビューであった。彼独特のハスキー・ヴォイス、イナたく、粋な燻し銀のプレイに、全世界のキース・ファンは涙を流したのであった。その後は、ストーンズと平行して多方面で才能を如何なく発揮している。
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